シフトワイヤー交換

vespaのシフトワイヤーが切れたので、修理をした。
vespa50Sは、ハンドル左側の根元で2本のワイヤーがシーソーしていて、シフトアップ側とシフトダウン側が出たり入ったりすることで、エンジン側・ギアボックス下部にあるシフトレバーを回してギア変速を行っているのだが、その内のアップ側がプッツリ切れた。
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問題の箇所はここ。インナーワイヤーの交換だけで済ますつもりが、アウターも劣化していたので、交換することにした。材料と工具集めに半日、作業に2.5日もかかったが、なんとか故障前の状態に戻せた。しかも、クラッチを調整したらクラッチ滑りが出なくなって、3速の引っ張りが32km→40kmまで改善された。乗りやすくなった。
あと、なぜかエンジンの音質が変わった。少し静かになって、低音になったような。


修理を終えてみて、ほんとヤフオクはギャンブルだなと感じた。当たりかはずれかなんて、数枚の写真じゃわからないや。
今回は割と難易度の低い修理だったので、シロートでも3日かけてなんとかこなせたが、これが歯車の問題とかシリンダの中とかだったら、頼るあてもなく困ってただろうな。
メーター3800kmというのが本当かはわからないけど、ボアアップは65ccにされてただけだし、再塗装もされてないことから、機関系やボディは年数に比してかなり良い状態だと思う。
ワイヤーやプラ部品は経年劣化でしょうがないとすると、これでもかなり当たりの部類に入るんじゃないかと思う。大事に整備していこう。




以下、作業メモ。

4日
100均で針金、ハンズで工具と自転車用ブレーキワイヤー購入。インナーワイヤープライヤーだけが手に入らない。町田のハンズ、規模縮小で、売れない商品はごっそり無くなっちゃったんだろうな。
帰宅し、フロントライトとメーターをはずして中を観察。フロントライト側から撮影
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右がシフト、左がスロットル、中央がメーターのワイヤー。太い黒い線は灯火類用のコード。
ハンドルを持ち上げるために、全部のインナーワイヤーを緩める。
ハンドルとフォークをつなぐボルトをはずし、ハンドルを持ち上げ隙間にダンボールを噛ます。隙間からシフトアウターを出す。
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←ベアリング周辺にグリスを塗りこむ。サビがひどい。。。ゾイルグリスでも塗ったら改善されるんかいな。
シフトインナーケーブルを引き抜き、代わりに0.8mmの針金を通す。←グリスでべたべたに。
新しいアウターにも針金を通して連結、ビニールテープで保護する。
グリスを塗ってアウターを引き抜き、新しいものに入れ替える・・・・・・はずが、引き抜けない・・・・。
なぜか引き抜けない。動かない。非常に焦る。
ワイヤー類は、溶接されたボディの中を通っているため、アウターつなぎ替え作戦がうまくいかないと手の入れようがない。あげくに旧アウターが引っ張られすぎてベロンベロンに伸び、元に戻したとしても使い物にならない。シフトワイヤーがないと走らせようがない。
日が暮れてきた。
板金屋でボディを切り開かれたり、良質の鉄材としてスクラップ行きになったりする様を想像しながら、この日は作業終了。


5日
アウターの通り道にあると思われるすべてのボルト、キャップ類をはずす。
エンジン側から引っ張る。→抜けた!
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新旧アウター連結部の赤いビニールテープが見えたときは歓声だか雄叫びだかわからない声をあげましたよ。
何かが引っかかっていた・・・・のか?たまたま一夜明けたら抜ける気になったのか?中が見えないため謎だが、とにかく良かった。
新アウターが通ったことで、俄然やる気が出る。

針金を抜き取ってから、アウターの長さを目測し切断。ワイヤーカッターで切ると内孔が潰れてしまうので、ヤスリで削り切ったんだが、普通こんな手間かけないだろう。自転車屋さんはどうやって切ってるんだろう。
新しいインナーのタイコが大きすぎるので、これもヤスリをかけてひと回り削る。アルミ製でよかったな、板ヤスリ大活躍。地味な作業に疲れる。加工前後。
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新ワイヤーはステンレス製なのに、スチール製の旧ワイヤーよりしなやかに曲がる。複縒りのおかげだろうか。長持ちするといいな。その新ワイヤーをグリスまみれにする→メーター穴から差し込む→ワイヤーガイドをくぐらせてアウター内孔に通す→インナーを頼りに、アウターをワイヤーガイドに推しこむ。
ハンドルを元の位置に降ろしたところで、雨がぱらついたため作業終了。
インナーワイヤープライヤーを渋谷のハンズで買ってきてもらったので、明日はワイヤー張りができる。

6日
ワイヤーカッターでシフトインナーを適当に切る。
シフトアウターをエンジン側に差込み、インナーにテンションかけながらシフトレバー側のタイコを固定する。
前ブレーキワイヤー・クラッチワイヤーを調整・固定する。←クラッチは遊びがかなりある&重い。
スロットルワイヤーを固定する。←先にアウターをぎりぎりまで押し込むこと
メーター・フロントライトを取り付ける。←スペーサーを入れ忘れないこと
各部グリスアップと現状復帰。
動作確認と調整の繰り返し。3回くらいでアタリがでた。
横須賀へ帰宅。

作業中に見つかったその他の問題点
シフトセレクタ付近からミッションオイルが漏れている。ロールベアリング付近のOリング劣化?
ドレンプラグからも漏れている。こちらは間違いなくドレンパッキンの劣化。オイルが多目なのもよくない。
ガソリンタンクのコックの挙動がおかしい。リザーブなのにかからなかったり、クローズなのに出てきたり。
前ブレーキワイヤーのメーター脇と、クラッチワイヤーのエンジン近くにヒビあり。近いうちに交換か。
イグニッションのアースが機能していない。ボディにハンダ付けされてたのが取れてる。明日ハンダする。
ボディがグリスと油でべたべた。洗車したい。でもサビが進みそう。。。
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by kurorai | 2009-01-07 02:10
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