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顛末記 その5 ラトビア入出国

3/7 おそらくロシア最後の駅
車掌に起こされ、腕時計を見ると5時。隣のおっちゃんも起きて何やらごそごそと準備している。5分後に怖いお姉さんが登場し、出国審査が始まった。流暢なロシア語で滞在目的等を聞いてくるが、回らない寝ぼけ頭では尚更答えに詰まる。バウチャーとこの先のe-チケット見せつつ必死に答える。パスポート持ってかれたが、ちゃんと出国できるか不安になってきた。

6時 出国スタンプが押されてパスポートが帰ってきた。スタンプの左上が汽車のマークになっている。ホッと一安心。
おっちゃんに習って時計の針を1時間戻し、現在時刻は再度5時。

6時 おそらくラトビア最初の駅
ラトビアへの入国審査。割とやさしげなお兄さん。
日本のパスポートを見たことがないのか、いろんなページを眺めていたが、質問されたのは「ラトビアからはどこに行くんだ」だけだった。
なんて簡単な入国審査だろう、日本人はいい奴だ神話の発動だろうか。ラトビア入国。

11時 リガ・セントラル駅に到着。ラトビアの首都の割に、閑散としている・・・?平日だから?
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文字がキリルからアルファベットになったけど、読み方はロシアに近いようで、薬屋は「APTIEKA」と表記されている。まぁ何にせよほとんどまったくわからない。ようやくキリルの読み方にもなれてきたのに、また頭が混乱してきた。
とりあえず50ドルほどをラッツに両替し、駅向かいのマックに入った。ダブルチーズバーガーのコンプリティカセットが2.25ラッツ。大体450円くらいだから、日本と同じくらいかなぁ。味は、パティが日本より獣臭い感じがする。コーラはコーラ、ポテトはポテト。カルトゥーシュカって言って通じたから、ラトビア語以外では、英語よりロシア語の方が通じるらしい。受け取る時にスパシーバって言ったら、レジの奥からバカにしたように「スパシーバ・・・スーパシーバー」と声が聞こえてきた。なんかムカつく。
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リガ駅からリガ空港への行き方:
リガセントラル駅を出ると正面に広場、道を挟んだ向こう側にマックが見える。
左を向いて、駅ビルの建物に沿って進み、線路の高架をくぐる。
くぐった先に青い看板が立っていて、小さく数字が書かれている。ここがバスの発着所で、ここから出るバスのうちA22がエアポート行きのバスである。大体20分に1本くらい走っている様。
チケットは、地下道の入り口の階段を下りたところにある自販で買える。「all transport」の「24hour」を買うのが旅行者に一番適しているのだと思われる。これが1.9ラッツ。
本当は種別「autobus」で24hがあればいいんだけど、3日間有効の4.5ラッツからしかないという仕様のようだ。
チケットを買ったら22のバスを待って、バスが来たら乗り込んで車内の機械にチケットをタッチする。降車時には何もしなくていいらしい。30分くらい乗って終点で降車。おわり。
・・・・ここまでを知るのに、2時間くらいかかったよ!ラトビア人、ロシア語は出来るのに英語はできないのな。文字はアルファベットだけどつづりが独特でぜんぜん読めないし、文字に関してとても生きにくさを感じた。

フライトは22時なので、バスを途中下車して観光した。何の下調べもしてきてないので、とりあえず目に付いた金色の鶏がてっぺんにいる尖塔を目指す。
多分観光地なんだろうと思う。建物がかわいらしい。旧市街地を保存してあるんじゃないだろうか。
けど、人が少ない。。。観光客なんかいない。。。
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日本料理屋があったが、名前が「相撲」。意味わかんねぇ・・・。
ロシアでも、ウラジオストクの人気店は「七人の侍」「ヤキトリヤ」だったり、モスクワでチェーン展開している「タヌキ」など、北欧人たちの日本料理屋ネーミングは何とかならないものだろうか・・・。
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19時 リガ空港RIXにて
僕、魚が食べたかったんだよ!!
ウニベルサムで適当に買った、シークって白身魚のトマトソース和えを空港のベンチで食べたら、すごく心にしみた。こういう生っぽい冷たい魚を食べ忘れていたから、僕は調子が出なかったんだよきっと。僕が日本に忘れてきたのはこういうのなんだよ。
シークってなんだろう、イワシかな。生臭くてたまんねぇ。周囲に漂ってただろうが、空いてる空港で良かった。

20時
めんどくせぇラトビアめんどくせぇ!
足が痛いから薬を買う金をくれ、とロシア語で言う変な男に絡まれた。
サンティム、サンティムって言ってるのが何なのかわかんなかったが、そうだ、ラッツの下の補助通貨だ。
空港なんかで無防備に財布なんか出したくないので、ロシア語がわからないアジア人のフリして英語を貫き通した。アイムソーリーアイドントアンダースタン。男はため息つきながら離れていった。
でも僕の見る限り、爬行もないし、あの歩き方は患っている足じゃないんだよね・・・・。なんだかなぁ。絡まれている時に限って、空港職員はこっちのこと露骨に無視するし、なんだかなぁ。

しかしKちゃんならわかった上で小銭をあげてたかもな。こういう時、こういう国ではあげるべきなのかな。富の再分配って、このレベルでするべきなのかな。
日本は格差社会だなんだって言ってるけど、ラトビアとかロシアとか、この辺の国はそれ以前の問題な気がする。もしかしたら僕は、恵まれすぎてて本質が見えてないから、ここで財布を取り出せないんじゃないかな。
Kちゃんに聞いてみたいな。こんな話ができるくらいロシア語が話せるようになりたい。
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チェックインカウンターに荷物を預けて、機内持ち込み荷物も丸ごとX線通して一発OK、やけに簡単だなーと思いながら進んでいたら、出国審査無視して怒られたorz
あわててパスポート出した。
チェックインのおねーさんも出国審査官のおじさんも、「ヤパニはビザいらないんだっけ?」と隣と相談している。そんなにヤパニは珍しいかい。

ライアンエアーという格安航空会社の飛行機に乗った。
アナウンスはまったくなく、出発時刻20分前に飛行機が到着し、乗客が外を歩いてゾロゾロ降りてくる。ほとんど間を空けずに今度は僕らがゾロゾロと搭乗。機内サービスはすべて有料で、シートはリクライニングしない。乗り込むまでに気を揉んで、疲れた。滑走路が混んでるとかで30分遅れで飛び立つ。
ちょっとうとうとしてるうちに、ロンドン・スタンステッド空港STNに到着。定刻に戻ってる、すげぇ。
着陸成功時には乗客から歓声が上がったんだが、なんなんだ、そんな難しい局面だったのかっ?イギリス人の謎のテンションについていけなかった。

入国審査待ちは長蛇の列。1時間後のバスの予約が無駄になるんじゃないかと焦る。せっかく7ポンドで買えたfanfareだからなぁ。
なんとかバス出発の10分前に入国スタンプを押してもらい、走ってバス停へ→すぐ乗車。バスは西へ向かう・・・・はず。
by kurorai | 2010-03-23 22:27
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