コガネグモ。

クモとクモの巣が嫌いで想像力が豊かな人はスルーしてください。クモの巣作りに感動して書いちまった。



クモってすごいぞ、糸で巣を作るんだ。
俺が見てたのは中くらいで丸っこい毛の生えたクモなんだが、コガネグモって名前が似合うから仮にコガネグモとしよう。奴はまず縦糸を放射状に張って巣の大きさを決める。自分のサイズに合わせ、分相応をわきまえている。
次に同心楕円上の横糸だが、これはまず大まかに、まばらに張る。これを適当に、骨格横糸とでも呼んでおく。糸の間隔はおよそ前足から後足までの幅くらい。これが後々重要となる。
最外縁まで骨格横糸を張ったら、そのすぐ内側から装飾横糸を張る。多分、骨格横糸は丈夫で、装飾横糸はネバネバしてるんだと思う。装飾横糸は2ミリくらいの間隔で張る。内側の骨格横糸を使って移動し、前足の左右どちらか一方で、一つ外側の横糸の縦糸との接着点を確認し、中前足と中後足の4本で体の位置を調整し、後足でお尻から糸を手繰り寄せ、目標点に接着する。これを、コガネグモは瞬時に行っているのだ。時々2本が1本にくっついてしまうことがあるが、これをやり直すかどうかは、クモの性格が几帳面かガサツかによるのだろう。このコガネグモは後者のようで、くっついても気にしていなかった。
そうやって円を何周か描きながら骨格横糸同士の中間地点まで来たコガネグモは、内側の骨格横糸を切り離し、食べてしまう。骨格横糸を除去しながら装飾横糸は張り続ける。完成した巣においては最外縁以外には骨格横糸は必要なく、、巣作りの上での移動手段・梯子としての横糸なのだろう。ここで先述の骨格横糸の幅の的確さが生きる。骨格横糸同士の間隔が狭ければ非効率だし、広すぎれば足が届かず落下の危険があるからだ。こうしてコガネグモは中心に向かって装飾横糸を張り、適当なところで張り終えたら巣の中心でジッと獲物を待ち構えるのだ。かっこいいぜ、クモ。
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by kurorai | 2006-08-23 23:15
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