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ひっこしです。
旅行記書いてる裏で、荷物まとめたり運んだりしてたんですよ。

東京都民になりましたです。都心を目指して攻め込んだら、ちょっと通り過ぎつつ23区内に収まったと思っていただければ良いです。

昨日今日は各種手続きと生活用具購入のために、原付で文字通り東奔西走しました。たらい回しも勘弁してほしいね。
走り回ってちょっと土地勘がついたのですが、この下町は割と暮らしやすそうです。
ちょっといい感じのバーはあるし、団地民で賑わうスーパーもある。あとは行きつけのホームセンターを決めればもう僕は生きていけます。
ガチ都心に住み始めた友人は「お肉の安売りをしている店がない」とぼやいていたことだし、ここでなかなか、ちょうどよい気がしますよ。

というわけで、明日から身分が変わります。職業欄に「学生」ではなく「団体職員」とかわけわかんない名称を書くことになるのでしょう。笑っちゃうね。
というわけで、このブログはおそらく今日でおしまいです。また新しいところで書くかもしれないし、書き始めたらまたみくしぃあたりとリンクさせるかもなのでよろしく。
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by kurorai | 2010-03-31 23:59
3/10 朝
8時にリビングに下りていくと、マザーが「もうすぐできるからシリアルを食べて待ってて」と言う。
いい匂いだな、何が出てくるんだろうと思いながらモソモソとシリアルを食べていると、キッチンから大きなプレートが運ばれてきた。
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これがスコティッシュブレックファストというやつらしい。
噂には聞いていたが、その通りのボリューム×こってり。これがトラディショナルなのか・・・・スコットランド人は朝っぱらからなんてもん食ってんだろう。
ハギスは昨夜のよりおいしい。成型が大量生産品ぽいのは変わらないんだが、フライパンで焼き立てというのがおいしくさせたんだろうな。かなり脂っこくて、食の進みは鈍かったんだけど、なんとか完食した。いや、しかしこってりだった。

うん。
今まで必死で好意的に考えようと努めていたのだが、ここまでで結論を出すなら、U.K.の連中の味覚はやっぱりおかしいのではないかと思う。
ハギスもブラックプティングも、旅行の途中の1食としては、旅の記念としてとてもおいしく食べた。
しかし彼らはこんなもんを、毎日食べてるんだろう。。。うっぷとならないことが驚きだ。米原万里が「イギリス人やアメリカ人は食に気を使わないから、どこにでも進撃できる強い軍隊でもって強国になれたのだろう」って言ってたのがすごくわかる気がする。
彼らなら、砂漠でもパスタじゃなくトーストで済ませそうだ。日本人とは、つばの量が違うらしいし。

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9時 B&Bを出発。マウンテンバイクを借りて、島の南岸をサイクリング。
3つの蒸留所が数㎞ごとにある他は、道路と、石垣と、羊と荒れ地しか見えない。空が広くってすごく気持ちいい。
まずはラフロイグは素通りし、ラガブーリンとアードベッグをブラブラ見て、また引き返してラフロイグに行き、11:30からの見学ツアーに参加した。
この回の参加者は他に、アメリカ人のおば様だけだった。上から下までラフロイグのロゴが入った服を着たおねーちゃんに案内されて、麦が発芽して蒸されて醗酵して蒸留されてというウイスキー造りの一連の過程を見せてもらい、説明の内容がイマイチわからないままフンフンと頷き、麦の攪拌やピートを炉に入れる作業を体験させてもらい、最後にはミニバーにて、色々なラフロイグを飲ませてもらった。
クォーターカスク10年は普通の10年よりずっと味が複雑だけど、やはり15年の味の深さにはかなわないと思う。それをピートの香りのする中で飲ませてくれるんだから、この見学ツアー、これだけでも3ポンドの価値は絶対あるな。
ゲストブックの名前の1/3くらいは日本人名だった。なるほど、空港の展示スペースに、ユニオンフラッグととスコットランドフラッグの他に日の丸が立ててあったのはこういうことか。皆俺みたいな反応しながらぐるっと回って満足して帰っていったんだろうな。
この島の人たちが他と違うのは、何も言わないうちから僕のことを日本人だと認識しているということ。
他の場所なら、アイムジャパニーズとかヤーイポーニェツとか言うと、「ジャパニーズとは珍しいね、チャイニーズにはよく会うんだけど」と言われるのが常だったが、アイラ島にはウイスキー好き日本人がしょっちゅう来ていて、軽く13億人チャイニーズを上回っているということなんじゃないかな。
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18時 飛行機に乗って、夕暮れのアイラ島を発つ。
離陸した飛行機からは昨夜泊まったB&Bのあるフレデリッククレセントの湾がはっきりと眺められ、ラフロイグを右下方に見ながら、ラガブーリンの真上を通過して、アードベッグを見下ろしながらグラスゴーに向かった。こんなに毎日蒸留所の上を飛ばれるんじゃ、トイレを使う暇もない小型機で本当によかったなと思う。
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バスの乗り継ぎを待つ3時間ほどの間、ベンチで本を読んでいると、隣にスカートのおじさんが座った。
おじさん、赤いチェックのスカートが、ひざ下5cmというところ。その下は、気温が0℃近いというのに生足+革靴ローファー。スネ毛まで金髪なので、目立たなくていいなぁ。
日本でなら周囲3mにATフィールドが張られるいでたちといえるだろうが、ここはスコットランド。
僕は女子高生かよ!という言葉を飲み込みつつ話しかけてみると、おじさん結構人懐っこくて、スコットランドの作家の話や、U.K.にいるエンペラー?のような人の話などを聞いた。ギルバートアンサリバンって誰だろうって思ったまままだ調べてないや。
1時間ほどかけて段々打ち解けてきたところで、僕が意を決して「スカート寒くないの?」と聞いてみたら、おじさんは「寒いよ。でもこれはトラディショナルなんだ」と胸を張って言った。スカイ島に住んでいるというこのおじさんはどうやら、ロンドン近郊のどこかに何か冠婚葬祭の行事に行くらしくて、それでこのスコティッシュトラディショナルを着ているようだ。
「ズボンは持ってるの?」と聞くと「持ってるよ。寒い日と寝る時ははくよ」と言っていた。今日はけよ…と僕は思ったが、いつもいつもトラディショナルではないことがわかったのは収穫。あとよかった、夜、寝相が悪くてもあられもないことにはならないらしい。

なんとなく「おじさんは鯨食べるの?」と聞いてみたら、おじさんは「食べないよ」と答えた。
おじさん「君は食べるの?」
kurorai「日本では、小学校の昼食で出るんだよ。」
おじさん「へー・・・。」
kurorai「なんで欧米の人って鯨食べたら怒るの?」
おじさん「・・・なんでだろう。わからない。」
と、いまいち身のない会話になってしまった。外国人と政治や宗教や意見が衝突する話をするべきではないと何かで習ったけど、僕はどんどんやってみて色んな意見を聞いてみたいと思っている。誤解されまいと、英語も必死で使うから上達するしね。

結局バスの中でもおっちゃんの隣に座り、「隙間風が寒いよ」と言うおっちゃんの代わりに窓側に座った。ダウンを着ていた自分には寒くもなんともなかったので、やっぱりおっちゃんは服装が良くなかったんだと思う。目的地直前で着替えりゃいいじゃん。

3/11
6時 ヴィクトリアコーチステーションに到着。
近くのカフェでオムレツの朝食。相変わらず味は濃いめだが、肉系の旨味が効いていて旨かった。もしかしたら、ハギス系の風味とも取れたんだけど・・・・店主に原材料を聞くような英語スキルは持ってないので、深く考えないことにした。
午前中はロンドン観光。と言っても特に何も買わず、何もせず。
コーチステーションからチェルシーへ歩き、キングスなんちゃらの方へちょっと折り返してからメトロに乗って空港へ行った。あ、道中、ハロッズ本店に入りたかったんだけど、背中の80Lザックのおかげで門前払いを食った。ハイソサエティめ、覚えてろ。
ダブルデッカーがひっきりなしに走っていて物珍しさも失せちゃったんだけど、広告を見ると日本とあんまり変わらないようだ。
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ヒースロー空港にて手続きしつつポンドをあらかた使いきり、17時エアチャイナにて出発。ヒースローから羽田まで片道で約47000円と、安さが売りのエアチャイナ。順番待ちの列がどう見ても9割中国人のエアチャイナ。日本人とは、顔は似ていてもちょっと雰囲気が違うし、化粧の仕方とか持ち物のブランド名とかで区別はつくね。
隣の席はチャイニーズのおじさんで、英語の勉強でU.K.に半年間留学していて、中国に帰ったら英語の先生になるんだそうだ。
僕が「オックスフォードの友人を訪ねたところだ」と言うと、「私のところにも日本人の女の子がいた。名前は○○でとてもかわいい子だった」と言っていた。アジア人の留学生はどこにでもいるものなんだなぁ。「プリティ」って単語を、いい年したおっちゃんが使うとなんだかいかがわしく聞こえるものだなぁと思った。

機内食は待望の白飯だったんだけど、あんまりおいしくないし量も少なかったのですごく残念な気持ちになった。おいしい米が食べたい。

3/12 12時 北京空港 到着
ただのトランスポートで数時間いるだけなのに、審査官は横柄な態度で質問したり何度もパスポートのコピー取ったりしていて、とても気分悪かった。どうせゲートの外には出られないんだから、イギリスの出国管理を信じてもう少しスルーしてくれてもいいじゃないか。空港内の店は大抵の物の値段が高くて、安く買えるのは中国製のお菓子だけだった。5元とかで大きな箱のクッキーが買えるんだけど、それはそれで不安だ。
この国に余分に外貨をくれてやる義理もないな、ということで、手元のドルは温存し、元への両替はしなかった。
荷物検査で水を取られちゃって、喉が渇いたが、飛行機までのガマン。

18時 飛行機搭乗
機内にて、夕ご飯が出る。実際は半日くらいしか経ってないのに、時差のせいで夕飯ばかり食べている。
まーたあんかけが出た。あんかけ好きだなエアチャイナ。長時間保温しっぱなしでも、乾燥を防げるからかな。
やっぱり量が少なくてまずくて、日本食を渇望。

22時、羽田到着。
空港に着いた途端、日本語が怒涛の勢いで聞こえてくる。右も左も日本語。理解できる言葉がこんなにたくさん聞こえてくると、かえって頭が混乱してくる。順応性が低いんだな。
携帯のメールチェックをすれば49件も舞い込んできた。出発直後のメールもちゃんと保存されてた。auやるじゃん。

23時 審査もさくさく終えて、とりあえず羽田から新横浜までのバスに乗ってみたものの、無性に御飯食が食べたくなる。
23時半 新横駅前でご飯の食べられそうな店を探すも、どこもかしこも閉店後でへこむ。なんなんだよ新横浜、吉野家でさえ23時閉店とかおかしいだろう。。。
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今回の旅の教訓
・1つの国(通貨圏)には最低3日はいるべき
大体3日もいれば、その国の通貨に慣れて、お釣りで溜まった小銭を使えるようになる。半日しかいなかったラトビアでは硬貨の使いっぷりが悪くて、2ラッツとか1ラッツとかサンチモとか、たくさん残ってしまった。両替は紙幣しかできないし、ラトビアなんか今後行くかどうかも怪しいのに。。。

・言葉は発すれば大抵通じる
人に迷惑かけつつも、生きていく分にはなんとかなる。
まぁ、今の僕のスキルにおいて、人とのコミュニケーションに関してはとてもうまくいった旅だった。

・辞書は詳しいのを持っていこう
やっぱ、あるとないならある方がいい。電子辞書は軽くていいけど、うっかり逆パカしちゃったみたいで壊れちゃって、以後脳内辞書オンリーだった。紙ならそういうことないだろうねぇ。

・絵葉書を出す時は、先に切手を貼って、住所を書いてから、本文を書こう
書きたいことをびっしり書いた後で切手を買ってみたら、予想外に大きな切手が出てきて貼り場所に困った。結局、書いた文字を覆い隠しながら泣く泣く貼った。
まぁ、うまくレイアウトできて投函したところで、線が太くってでっかい消印を押されて結局読めなかったりするみたいだけどね!


楽しい旅だった。
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by kurorai | 2010-03-29 12:05
3/8  夜
17時オックスフォード→バーミンガムで乗換→23時グラスゴー→ブキャナンバスステーション→25時グラスゴー国際空港
26時 空港のベンチにて就寝。あたたかいし、やわらかいし、意外と快適。

3/9 6時
空港内のカフェにて朝ご飯。食パン、ソーセージ、ハム、スクランブルエッグ。こいつがひどかった。
パンは乾いてるし肉類は味がしつこくて、これで5ポンドも取るのだからぼったくりもいいところ。なのになぜか、お客たちは何も言わずに平然と食べてるんだよなぁ。
僕は店へのささやかな仕返しとして、レジのお兄ちゃんに「空港の500番バスの乗り場までどうやって行くの」と、わざとロシア語で尋ねてみた。イギリス人は、ロシア語をしゃべるアジア人を見るとやけにパニくるみたいで、ロシア語しかしゃべれない設定でにこやかにまくしたてると本当にあたふたしているのがおもしろい。オックスフォードでも、買い物をしていたら何やら英語でまくしたてる店員がいたので「何言ってるかわかんねーよ、ロシア語で話せよパジャールスタ?」と言ったら営業スマイルでサーッと引いていったし。便利なもんだなぁ。

7時 フライトチェックイン
9時 搭乗
飛行機は定員30人くらいのちっちゃいプロペラ機。すごくうるさいけど振動はそんなでもなかった。操縦が巧いのかな。
グラスゴーを発ってから30分足らずでアイラ上空に入った。見下ろすとアードベッグ蒸留所の建物が見え、そこを通過して右旋回してラガブーリン蒸留所の真上を通過し、ボウモアやポートシャーロットを見下ろしながら湾上で左に旋回して、飛行機はアイラ空港に着陸した。
(蒸留所の建物には大抵、海側の白壁に大きく自分とこの名前が書いてある。飛行機からでも十分見える。)
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10時 アイラ島に降り立つ
空港は1つのカウンターと10mくらいの荷物コンベア、あと小さなカフェが併設されている他は何もない。空港を出ても、バス停の他は何もない。30分ばかりバスを待つ。晴天、風少し。羊がすぐ近くまで来て、横柄な態度で草を食んでる。平和にも程があるってほど平和な風景。
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バスにてボウモアへ移動し、町のインフォメーションセンターにて何種類もの地図をもらう。
ボウモア蒸留所は、よく写真で見るそのままの姿で建っていて、嬉しくなってシャッターを切りまくった。
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蒸留所の建物の中へ入ると初めがインフォメーション兼売店で、階段を登って蒸留所の歴史年表を過ぎると、湾を見下ろすミニバーに着く。見学ツアーならこの先へも行けるようだが、明日1件予約しているのでひとまずここは眺めるだけにしておく。
ボウモアの街並みも、オックスフォードとはまた違った感じで統一されていて綺麗。低めの建物は大抵白くて、小さな窓がいくつかついていてかわいらしい。
街の人が皆知り合いのようで、すれ違う時にはほぼ必ず挨拶していた。
僕にも挨拶してくれるので、ちょっと照れながらも「ハロー」と返した。
土産物屋から出たところで、通りがかりのおばちゃんに声を掛けられた。どこから来たと聞かれ、日本だと答えると、おばちゃんはやっぱりねという顔をした。とても元気なおばちゃんで、ウルルンに出たことがあるとか、ペットの猫の名前は寿司だとか、寿と書かれた金のネックレスをしてたりとか、大阪で食べたしゃぶしゃぶが旨かったとか、色んな話を取りとめもなくまくし立てていたが、相当日本が好きだってことはわかった。ぜひそのままのあなたでいてください。スシ君にもよろしく。

14時
バスでポートエレンに移動し、今夜泊まるB&Bを探す。B&Bの名前は「オイスターキャッチャーハウス」。オイスターキャッチャーって鳥は日本語だとなんていうのかわからないけど、写真で見る限りなかなか強そうな鳥だ。
目当てのオイスターキャッチャーハウスはフレデリッククレセント湾に面したメインの通りに面していてすぐ見つかった。
ベルを鳴らしても声を掛けても誰も出てこない。ドアの鍵は開けっぱで、階段の端には空の卵ケースと10ポンド札が置いてある。
リビングまで入って声をかけて、しばらくしてやっと人が出てきた。無用心だなと思ってしまうのだが、田舎ではよくあることなんだろうな。人のよさそうなおばちゃんで、多分この人がメールでやり取りしていた人なのだろう。
「あなたの部屋よ」と通されたのは、ダブルのベッドに洗面所にユニットシャワーがある部屋。なんとまぁ十分な設備だこと。何より、窓からポートエレンのちっちゃい方の湾が見渡せるのがすばらしい。いい宿を取ったもんだ。
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海岸でピートのかけらを拾ったりしているうちに夕暮れになり、湾の水の色がゆっくりと変わっていくのをなんとなく眺めた。

20時
Nちゃんが「スコットランドに行ったらハギスを食べておいで」と言っていたので探してみた。
手始めに、近所のBarに行ってciderを飲みつつ、隣に座っていたおばちゃんに「自分は旅行者で、ハギスが食べてみたい。ハギスってどんなの?」と聞いた。するとそれまでにこにことしていたおばちゃんは急に怖い顔になって、「ハギスは私には辛すぎる」と言っていた。その後も何か早口で言っていて聞き取れなかったけど、多分ハギスに対するバリゾーゴンだったのだと思う。おばちゃん、そんなにハギス嫌いか。苦笑しながらサンキュー、アイトライサムデイと言っておき、おばちゃんを残してbarを出た。

ハギスに対して多少の恐怖を感じながら、町に一軒だけあるスーパーに行くと、奴は惣菜コーナーに置いてあった。ハギスと、付け合せのマッシュポテト・・・?
B&Bに帰ってレンジでチンしてもらって食べてみると・・・うーん、まぁ、味が濃くてつなぎの弱いハンバーグ?という印象だった。一緒に買ったライスプティングイチゴ味の方がよっぽど気持ち悪かった。甘ったるいのに、ご飯の粒々食感があるのはよろしくない。
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覚悟していたよりハギスがずっとまともで、何が問題なんだろうなぁ、若者と高齢者との味覚の違いかなーと思いながらおばちゃんのバリゾーゴンを思い出していたが、原材料表示を見て凍りつく。
ラムラングとか、ラムリバーとか、内臓系の羅列が目に飛び込んできた。。。なんだこれわ。僕が肉だと思っていたのは臓物ミンチの塊だったようで、肉なんかひとかけらも入ってない代物のようだった。ガーン。
まぁ、日本だってもつ鍋とかハツとか食べるもんなぁ。これはこれであり・・・・ですよね。うん。なんか、いろいろなコクのある味わいだったな。
マザーには先刻、フルスコティッシュブレックファストをお願いしちゃったから、多分明日の朝もハギスを食べるようなんだけど、大丈夫かな。
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by kurorai | 2010-03-29 11:48
リアルにて誉められちゃったので、がんばって書くよ!

3/9 オックスフォードのコーチステーション
空港からバスに揺られること3時間、オックスフォードに着いた。Nちゃんに会えた!午前3時50分、わざわざお迎えにきてくれてありがとうございます。
半年ぶりに顔見た途端、なんか緊張の糸が切れて脱力した感じ。お部屋に行っていただいた紅茶がすごくおいしかった。
大きな四面体ティーバッグの先に葉っぱがついていてかわいらしく、長く漬けていても味が悪くならない紅茶だった。不思議。
焼酎と日本の小説とその他こまごまを渡した。小説は名づけて「日本が恋しくなるセット」で、米原万里と東海林さだおによる日常食の描写に、モリミーと万城目学による京都の若者達の話。インスタント味噌汁つき。

朝ご飯は寮の食堂でいただいた。カウンターごしに食べたいものを言うと皿に取ってくれて、それらをトレーに乗せてレジにてお会計をする方式のよう。
パン、ソーセージ、目玉焼き、だったかな。ちゃんとメモるのを忘れてしまった。ソーセージが、ハーブの味と香りが強くておいしかった。向かいに座ったパキスタン?のおじちゃんは、これでもか!とのったスクランブルエッグをパクパクと食べていた。
講義に行くNちゃんを見送り、午前中は荷物整理、外出して買い物。お昼に合流してオックスフォードの街中を案内してもらう。クライストチャーチのすごく狭い階段をぐるぐる登って街並みを見下ろしたが、どの方向にもとても古そうな建物が広がっていて壮観だった。街中を歩きながらだと、建物の1階部分だけがきれいな店に改装されていて、ウインドーショッピングを楽しむ人たちがたくさんいるんだよね。店は普通に、たくさんあるのに、不思議と街全体が調和して見えるのが素敵だった。普段日本で見る街並みの無秩序さに比べたら、よく見えるんだろうか。
ここにセブンイレブンとか、マツキヨとか入ってたらダメだったろうな。吉野家は、色合い的には合うかもしれない。
ハリーポッターに出てくる食堂らしいところも入ったけど、映画の方は見てないのでいまいち感動が薄かった。
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ぐるっと回って旅支度をして、Nちゃんいきつけのパブにて一杯飲む。
Altoisってきれいな金色をしたラガーを飲んだが、後で調べてみたらベルギービールだった。ま、いっか。

18時 特急列車?にてオックスを発つ
Nちゃんと別れ、グラスゴーを目指す。短い滞在時間だったけど、楽しいOX観光だった。
今度会うのは半年後に日本でかしら。課題に追われてすごく忙しいご様子だったけど、もう半分の期間も楽しく過ごしてください。
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by kurorai | 2010-03-26 01:20
3/7 おそらくロシア最後の駅
車掌に起こされ、腕時計を見ると5時。隣のおっちゃんも起きて何やらごそごそと準備している。5分後に怖いお姉さんが登場し、出国審査が始まった。流暢なロシア語で滞在目的等を聞いてくるが、回らない寝ぼけ頭では尚更答えに詰まる。バウチャーとこの先のe-チケット見せつつ必死に答える。パスポート持ってかれたが、ちゃんと出国できるか不安になってきた。

6時 出国スタンプが押されてパスポートが帰ってきた。スタンプの左上が汽車のマークになっている。ホッと一安心。
おっちゃんに習って時計の針を1時間戻し、現在時刻は再度5時。

6時 おそらくラトビア最初の駅
ラトビアへの入国審査。割とやさしげなお兄さん。
日本のパスポートを見たことがないのか、いろんなページを眺めていたが、質問されたのは「ラトビアからはどこに行くんだ」だけだった。
なんて簡単な入国審査だろう、日本人はいい奴だ神話の発動だろうか。ラトビア入国。

11時 リガ・セントラル駅に到着。ラトビアの首都の割に、閑散としている・・・?平日だから?
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文字がキリルからアルファベットになったけど、読み方はロシアに近いようで、薬屋は「APTIEKA」と表記されている。まぁ何にせよほとんどまったくわからない。ようやくキリルの読み方にもなれてきたのに、また頭が混乱してきた。
とりあえず50ドルほどをラッツに両替し、駅向かいのマックに入った。ダブルチーズバーガーのコンプリティカセットが2.25ラッツ。大体450円くらいだから、日本と同じくらいかなぁ。味は、パティが日本より獣臭い感じがする。コーラはコーラ、ポテトはポテト。カルトゥーシュカって言って通じたから、ラトビア語以外では、英語よりロシア語の方が通じるらしい。受け取る時にスパシーバって言ったら、レジの奥からバカにしたように「スパシーバ・・・スーパシーバー」と声が聞こえてきた。なんかムカつく。
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リガ駅からリガ空港への行き方:
リガセントラル駅を出ると正面に広場、道を挟んだ向こう側にマックが見える。
左を向いて、駅ビルの建物に沿って進み、線路の高架をくぐる。
くぐった先に青い看板が立っていて、小さく数字が書かれている。ここがバスの発着所で、ここから出るバスのうちA22がエアポート行きのバスである。大体20分に1本くらい走っている様。
チケットは、地下道の入り口の階段を下りたところにある自販で買える。「all transport」の「24hour」を買うのが旅行者に一番適しているのだと思われる。これが1.9ラッツ。
本当は種別「autobus」で24hがあればいいんだけど、3日間有効の4.5ラッツからしかないという仕様のようだ。
チケットを買ったら22のバスを待って、バスが来たら乗り込んで車内の機械にチケットをタッチする。降車時には何もしなくていいらしい。30分くらい乗って終点で降車。おわり。
・・・・ここまでを知るのに、2時間くらいかかったよ!ラトビア人、ロシア語は出来るのに英語はできないのな。文字はアルファベットだけどつづりが独特でぜんぜん読めないし、文字に関してとても生きにくさを感じた。

フライトは22時なので、バスを途中下車して観光した。何の下調べもしてきてないので、とりあえず目に付いた金色の鶏がてっぺんにいる尖塔を目指す。
多分観光地なんだろうと思う。建物がかわいらしい。旧市街地を保存してあるんじゃないだろうか。
けど、人が少ない。。。観光客なんかいない。。。
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日本料理屋があったが、名前が「相撲」。意味わかんねぇ・・・。
ロシアでも、ウラジオストクの人気店は「七人の侍」「ヤキトリヤ」だったり、モスクワでチェーン展開している「タヌキ」など、北欧人たちの日本料理屋ネーミングは何とかならないものだろうか・・・。
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19時 リガ空港RIXにて
僕、魚が食べたかったんだよ!!
ウニベルサムで適当に買った、シークって白身魚のトマトソース和えを空港のベンチで食べたら、すごく心にしみた。こういう生っぽい冷たい魚を食べ忘れていたから、僕は調子が出なかったんだよきっと。僕が日本に忘れてきたのはこういうのなんだよ。
シークってなんだろう、イワシかな。生臭くてたまんねぇ。周囲に漂ってただろうが、空いてる空港で良かった。

20時
めんどくせぇラトビアめんどくせぇ!
足が痛いから薬を買う金をくれ、とロシア語で言う変な男に絡まれた。
サンティム、サンティムって言ってるのが何なのかわかんなかったが、そうだ、ラッツの下の補助通貨だ。
空港なんかで無防備に財布なんか出したくないので、ロシア語がわからないアジア人のフリして英語を貫き通した。アイムソーリーアイドントアンダースタン。男はため息つきながら離れていった。
でも僕の見る限り、爬行もないし、あの歩き方は患っている足じゃないんだよね・・・・。なんだかなぁ。絡まれている時に限って、空港職員はこっちのこと露骨に無視するし、なんだかなぁ。

しかしKちゃんならわかった上で小銭をあげてたかもな。こういう時、こういう国ではあげるべきなのかな。富の再分配って、このレベルでするべきなのかな。
日本は格差社会だなんだって言ってるけど、ラトビアとかロシアとか、この辺の国はそれ以前の問題な気がする。もしかしたら僕は、恵まれすぎてて本質が見えてないから、ここで財布を取り出せないんじゃないかな。
Kちゃんに聞いてみたいな。こんな話ができるくらいロシア語が話せるようになりたい。
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チェックインカウンターに荷物を預けて、機内持ち込み荷物も丸ごとX線通して一発OK、やけに簡単だなーと思いながら進んでいたら、出国審査無視して怒られたorz
あわててパスポート出した。
チェックインのおねーさんも出国審査官のおじさんも、「ヤパニはビザいらないんだっけ?」と隣と相談している。そんなにヤパニは珍しいかい。

ライアンエアーという格安航空会社の飛行機に乗った。
アナウンスはまったくなく、出発時刻20分前に飛行機が到着し、乗客が外を歩いてゾロゾロ降りてくる。ほとんど間を空けずに今度は僕らがゾロゾロと搭乗。機内サービスはすべて有料で、シートはリクライニングしない。乗り込むまでに気を揉んで、疲れた。滑走路が混んでるとかで30分遅れで飛び立つ。
ちょっとうとうとしてるうちに、ロンドン・スタンステッド空港STNに到着。定刻に戻ってる、すげぇ。
着陸成功時には乗客から歓声が上がったんだが、なんなんだ、そんな難しい局面だったのかっ?イギリス人の謎のテンションについていけなかった。

入国審査待ちは長蛇の列。1時間後のバスの予約が無駄になるんじゃないかと焦る。せっかく7ポンドで買えたfanfareだからなぁ。
なんとかバス出発の10分前に入国スタンプを押してもらい、走ってバス停へ→すぐ乗車。バスは西へ向かう・・・・はず。
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by kurorai | 2010-03-23 22:27
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3/5 モスクワ観光
列車旅で少し疲れがあったので「今日は土産物を買う日」と決めて行動を開始した。
メトロをパルチザンスカヤで下車し、Mさんおすすめの土産物市、ベルニサージュに行く。
「初めに目立つところで羽振りの良さを見せて、徐々に買う物の相場と値引率を上げていき、最後に高級品を底値で買う」戦略で動いてみた。
結果は、まぁまぁってところかなー。ちょうど空いている時間帯で露天商達の食いつきもよく、むしろ粘られすぎて疲れた。まぁおかげで価格についてはかなり強気に出ることができて、大体の品物を「土産物」でなく「日用品」としての相場で買えただろうと思う。なぜかお釣りを多くくれたところが2つもあったんだが、なぜだろう。商売人が間違えることなんかあるんだろうか。
人間、必要なところが成長するようで、ここでの交渉によって僕のロシア語力の数字に関する部分が飛躍的に伸びた。「この帽子は3000p」と言われて、わかっていながら「え、トリストー?」と満面の笑みで300pを出して交渉が始まり、1000pも入ってない財布を見せて「ルーブルはほとんど持ってないよ!でもドルなら少しあるよ」と今度はジーンズのポケットから1ドル札を出したりして、最終的に15ドルにて握手したりとか。。。
3000pって100ドル相当なんだが、それが15ドルになるとかどんだけ吹っかけてんだか。。。人件費の安い国だから、多分15ドルでも原価割れしてないんだろうなぁ。

再びメトロに乗り、プローシャチにて駅前の露店を物色。ふと横を見るともう赤の広場の前で、広場の向こうにワシリー寺院が見えた。
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ワシリー!テトリスのオープニングで背景にある、あのタマネギ型の宮殿だよ。僕がモスクワで観光したかったのって、小学生の時に学校で2台しかないパソコンにフロッピーディスクを入れて起動したテトリスに出てきたこの寺院くらいだったんだよね。赤の広場を歩いて近づく間中ずっと写真を撮ってて、目の前に立つ頃にはちょっと飽きた。
一通り眺めてたらとても満足して、中にも入らず左折して、GUMの横を抜けて、工業技術博物館に行った。
ここでソユーズの土産物でも買おうと思ってたんだけど、いまいちキオスクの品が大した事なくて退出。
なんとなくふらふら歩いて、近くにあるモスクワ第2の本屋、ビブリオクローブスに入る。
さすが大きな本屋で、様々なキリル文字の本が大量にあったが、その中でロシアン童話の絵本を買った。おいしそうに焼けた白パンがころころ転がって逃げるんだけど、最後には狡猾な狐に食べられちゃう話。大学の絵本好きな友人への土産にした。

ついでにコミックコーナーをながめてみると、ジャパニーズサブカルなナルトやデスノートが平積みしてあった。
さすがジャンプ作品ロシアでも人気だねと手にとって見ると、リュークが「人間っておもしろ!」とキリル文字で言っているのがなんかシュールだった。
狼と香辛料があったのには驚いた。日本でさえコミック化されたなんて知らなかったよ。あとはヨーロッパが舞台っぽい話とか、吸血鬼とか西洋人が好みそうなラインナップだった。
そんな最近の作品群に混じって、なんとらんま1/2が置いてあったので、思わず日本語で「わぁっらんまだっ」呟いたら、横にいたロシア人女性に「Are you Japanese?」と声をかけられ、しばし立ち話。「日本人はどの漫画が一番好きなんだ」と聞かれたり、僕の持っている絵本を見て「金の卵もいい話だよ、ロシアントラディショナルだよ」とおすすめしてくれたり、「トルストイの戦争と平和は読んだか」と聞かれたり、本屋であっちこっちの本を見ているうちに意気投合。「Go to drink!」と外に連れ出され、道々お互いにカタコトの英語で話した。
彼女はKちゃん。新聞社勤め?だからか、カタコトの英語を話せる。
見た目と職業から向こうの方が年上だろうと思っていたら、なんと18だった。1991って書いたから間違いない。ロシア人の年ってわかんねーな!
Kちゃんは一見、慣れた様子でモスクワの街を進んでいたが、ついていくうちにものすごく方向音痴だということがわかった。30mに1回は人に道を聞いて、その度に方向修正してるんだもん。後ろから眺めていると、Kちゃんの短めの金髪ポニテがピョコピョコしていて、触りたくて仕方なかった。方向音痴に気づいてからは、僕は地球の歩き方に載っている大まかな地図と格闘しながらのガンガン行こうぜに切り替えたが、ポニテが見れないのだけが残念だった。
雰囲気は、僕のマイミクのシノちゃんがロシア人に生まれ変わったらあんな感じかなぁ。西洋人らしく、アクティブさマシマシで。
背もそんなに高くなく、多分160台?写真一緒に撮ろうって言った時の「日本人って写真好きね」って言ったKちゃんのちょっと困ったような気恥ずかしいような顔がもうかわいかった。そういえばロシア人って「怖い」「かっこいい」「きれい」「でかい」印象ばかりだったけど、Kちゃんは初めて「かわいい」と思ったな。

メトロでプーシキン広場に行って、小雪降る中2人で瓶ビールを飲みながら一生懸命話したが、1時間ほどで寒くなってきて、郊外の自宅へ帰るKちゃんをヤロスラブリに送りに行った。
暮れ行く駅前でも、ビールをもう1本買ってまた話す。2人で話してたり、時々電車待ちしてる見ず知らずの人が加わったりで3~4人。ロシア人は知らない人同士でも結構ホイホイ会話する。Kちゃんが、僕に伝える単語がわからなくて道すがらの人に辞書を持ってないか聞いたらしいが、その人が取り出した辞書は僕の持ってる露和会話集の露英版だった。150pでしょそれ。2つの冊子を前に3人で爆笑。
いい加減寒さに震えが起こってきたところで、ビールを飲み干し、Kちゃんは切符を買った。お互いカタコトの英語で別れの言葉を交わしつつ改札前でハグして別れた。
楽しい時間だったなぁ。お互いもっと金があったらBarとかで飲むんだろうけど、これはこれで居場所と時間を共有する感じがすごく強かったように思う。

3/6
昨日の寒さで風邪っぴき確定。朝ご飯食べてから寝てしまい、11時半に飛び起きて慌ててチェックアウトした。
特に観光したいところも思いつかなかったので、とりあえず中央郵便局にて、切手を買って幾枚かのエアメールを出した。果たして届くのだろうか・・・・。すごく心配。
スタバでタンブラーを買うと、残り120ルーブル。列車出発まで後6時間。列車内での食料を買わなきゃいけないし、コーヒーも飲めない残金に寂しさを覚えつつ中心街をふらふら歩く。
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アホートヌィ・リャトはクイーンズスクエアが地下にあるみたいな雰囲気。アルバーツスカヤは元町を幅広くしたみたいな雰囲気。
モスクワと横浜は案外似ている街なのかもしれない。
ホテルからは遊園地の観覧車が見えたし、コスモワールドみたいなもんだよね、きっと。

ただ、警官の数はモスクワの方が半端なく多い。辻々に2、3人いる。
警察組織だけで物凄い雇用需要を創出してるよね。
モスクワだと他にもいろんな仕事がある。雪かきとか、有料トイレの番とか、とにかくこの街にいれば職には困らなそうな印象だ。
それでも、乞食まがいのお祈りをする人は多くて、メトロ通路の隅っことかに座っていて、小銭をあげると何事かつぶやいてこちらの幸福を祈ってくれる。昨日Kちゃんはこういう人たちに小銭を渡していて、僕もKちゃんに習って5pあげてみたが、彼らの言葉がどんな言葉なのかわからない僕には、これがいいことなのか悪いことなのかわからなかった。まったく未知の文化に触れた感じだった。
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18時 リースカヤ駅にて
オレンジ色のラトビアンエクスプレスに乗車。今回は2等寝台車にて1泊だけの移動。
さすが2等車。個室、4人部屋、革張りシート。ベッドメーキングは既にしてある。
個々にライトがついていて、机の上にはビスケットと水のサービス。
列車が動き出してしばらくすると、車掌に出国カードを渡される。ロシア語のみで書いてあってよく読めなかったが、向かいのおっちゃんに助けられた。ラトビアにはビジネスで行くと言っていたおっちゃんは見た目怖いけど、パスポートと見比べながら親身になって教えてくれた。彼が僕の出会う最後のロシア人だろうけど、やっぱり見た目怖いけど親切なんだな。
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by kurorai | 2010-03-23 21:30
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3/2 クラスノヤルスク
プラットホームの露店にて、ゆで卵とアイスを買う。
アイスは外に出したまま売っていた。この国は冷凍庫いらずのよう。
あたたかい車内に戻って、外の景色を見ながらおいしくいただいた。
ロシア語は語尾が様々に変化するらしい。それこそ、スペイン語と同等くらいにたくさんの変化があるらしい。
「わかる」という単語は、元がパニマーチなんだけど、1人称や2人称の時にはポーニャルになって、3人称でパニャラーになるのかな。
ここではたと気づいたのは、皆がしょっちゅうポニョポニョ言ってくるのは「お前、俺たちの言ってることわかってんのかよ?」って聞かれてたんだ!ということ。
・・・・それすらわかってなかったけれど、次回からはヤーポニャと言えるようになりたい。
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おやつ
Xさんに黒パンとサラミをもらう。
すっぱい黒パンと脂ぎったサラミが合わさった旨さったらね!帰ってからも食べたい旨さだよ。

ウズベキスタンの青年H君と話す。モスクワに仕事だそうな。
彼もXさんも人懐っこいね。ウズベキスタンの国民性かしら。

ロシア人は一見怖いし、話しかけても最初は無愛想。まぁでも一回仲良くなるととても親切にしてくれる。
ウズベキスタン人は人懐っこい。結構他人を気遣うことも出来るよう。ただ、どんな国なのかまったく情報がなく暮らしぶりが想像できないな。
北の人たちはよくわからない。群れ社会で行動していて、ご飯は必ず皆で一斉に食べる。寂しがりなのか?おかげでいまいち個人を判別できない。割と夜型人間。日本製品が大好き。漢字、カタカナ、ひらがなは読めないから、おかげでぼかぁ堂々とメモを取れる。机の上に出ているものは何でも自由に使っていいと思っている。折り紙を折れて、何枚も組み合わせるものが多い。日本から持ってきた折り紙の折り方メモみたいのを欲しがったため、俺が物々交換でと言ったら「後でね」と言ってこっちのだけ持って行き、忘れた振りをする嘘つきもいる。(戯れに、胸元のキムイルソンバッジと交換してくれって言ってみたが、笑ってごまかされた。あれを日本人にあげたとバレたら即粛清だろうからなぁ。)

あぁ、ここまで書いてみて、国民性以前に「この国でどれほど豊かに暮らしているか」がある気がしてきた。
北の人たち、持ち物もギリギリだもん。
豊かに暮らしている人ほど他人のこと考えられるとか、そういう月並みな結論かなぁ。でもそれは人種ごとや住んでいる地域ごとに多少は定まっていて、それを国民性と呼びやしないか。
なんだかややこしく考えすぎている気がする。

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夜 ノボシビルスクにて
Xさんが下車。お別れにほっぺにチュとか、異国だなぁ。初体験だ。
入れ違いに乗ってきた青年は、何となく気難しそう。今までと同じように自己紹介しながら名前教えて、書いて、と言ったら、「なんで?」と訝しがっていた。単に眠くて機嫌悪いだけだといいんだけど。

3/3 お昼 チュメニにて
とてもあたたかい陽気、と感じたけど、温度計は-6度だった。慣れとはおそろしい。
特に何も無い駅で、Mさんとひなたぼっこしばし。
隣の青年A君は、僕の語学力の無さを知るややさしくなった。よかったよかった。
なぜか菓子パンをくれた。リンゴ入りのクリームパン、ただし日本のより3倍はでかい。
A君はあまりに暇を持て余していたようで、ノートに今まで見聞きしたロシア語をまとめていた僕に、手近にあるものの名前をロシア語でどんどん教えてくれたり、「彼ら(北の人)は犬を食べるんだよ」と豆知識を授けてくれたりした。
朝鮮の人が犬を食べるのは知っていたし、それは文化なのだからありだと思うのだが、この時はちょっと悪ノリして「本当に!?どうやって食べるの?」と調理法を聞いてみた。北の人たちは笑って朝鮮語で何か言い合ってたけど、結局教えてくれなかった。残念。

夜 ウラル山脈を越えるあたり
MさんTさんと3時のおやつ&夕ご飯。
調子に乗ってみたけの変な人たちのことを話しすぎたな。(「変な」は最上の誉め言葉)こんな風に仲良くなれてよかった。最初に薄暗いウラジオストク空港で、こんな年齢不詳のひげ面の怪しい男とモスクワまで一緒だと知った時はさぞ不安だったろうと同情するが・・・・w
物品の貸し借りができたのも、ロシア語を教えてもらえたことも助かったが、何より、全幅の信頼をおける人がいたことが助かった。「人を見たら盗人と思え」のスタンスでいるべき場所で、そういう人が存在するってだけでも精神的に楽だった。
ここまで僕はとてもいい旅をしている。


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3/4
ロシアのベビーカーは、なんとソリ仕様。 車窓にて

昼前
北の人が降り支度。長い共同生活だったぜ。キムチの匂いは嫌いじゃないが、揃って他人のこと考えないのは勘弁だったわ。やっぱりこれが国民性ってやつかな。
彼らとの関わりで最も緊張したのは、日本のお札を見たいと言った彼らに、Mさんが万札を見せた時だな。その数時間前に自分も言われたが、自分はロシア語がさっぱりわからないフリして出さなかった。「Noと言えない日本人」にとって、話せるのも大変だな、と思った。

ダー(yes)と言おうとしてヤー( I )と言ってしまう。質問に「そうそう」と言いたいところを「私は私は」と返す日本人とか、お前は少女Aかよって。英語のyeahとこんがらがってんだ。困ったもんだ。

夕方
あと1.5時間でモスクワ到着。家が増えてきた。少なくとも、5分に1軒は見かけるようになった。
ローカル駅も存在するようになった。人々が電車待ちするホームを横目に快速に通過するので、ようやくこの電車がシベ超な気がしてきた。

18時 モスクワ到着!
お迎えの車渋滞→たっぷり時間を掛けてホテル到着。 無 駄 に ツ イ ン だ !
フロントからパスポートを返してもらってから、付近散策に出かける。モスクワはウラジオストクと違って、かなり除雪されている。
ホテルの周り、アプテカだらけ。皆そんなに何を買うんだ。
固定された移動販売みたいな小さい店(何て言うんだろう)で、ホットドッグのようなものを100pで購入。ただしラム肉ソーセージの渦巻きがはみだした、日本のホットドッグの3倍量の一品な。
ソーセージを温めながら店のおばちゃんが何事か話しかけてくるけどうまく聞き取れず、かろうじて「あんたモスクワいつ来たの?」だけわかったから「今日」って答えたら、「この先が心配ね」って肩をすくめられた。おばちゃん心配有難う。これでもロシア語ちょっとはわかるようになったんだよ。逆におまいらが日本語をしゃべればいいんだよ。

24h営業のウニベルサムにて待望のヒゲソリを買い、帰室して10日ぶりにさっぱりする。

23時頃? 目覚めたらしいMさんとホテルのレストランで夕ご飯。ブリヌイ旨し。でも多分これは、フォークとナイフで食べるお上品なもんじゃなく、日本のクレープと同じようにハムハム食べるのが正しい気がする。
「列車の中で、ちょっと無用心だったんじゃないのー?」と自分が言うと、Mさんは「言葉の力を信じてますから」と答えた。なんだかとてもきれいなものを見た気がして、少しだけ自分を恥じた。
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by kurorai | 2010-03-20 02:21
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2/27 もうすぐハバロフスク
R氏とコミュニケーションをはかる。ジェスチャーと絵を交えてとにかく話してみる。向こうも暇つぶしなのか、いろいろ話しかけてくる。
ウラジオストクで買った露和会話集(150p)がとても役立っている。向こうからの言葉が伝わりやすい。
こっちからの言葉は、N先生に借りたモスクワオリンピック時代の会話集がとても役立った。
おっちゃんは、ブラヤで降りていった。

昨夜乗ってきたアジア人たちは北朝鮮人らしいとMさんが言っていた。
北の人が国外にいることに驚いたが、まぁさすがロシアだなとも思った。さすが3等車だなとも言えるだろうか。
彼らは仲間内では朝鮮語を喋っている様だし、ロシア語を出来る人も出来ない人もいるようだった。


ベロゴルスク付近
北の人にロシア語を教わった。Kの発音がダメらしい。Mさんさえ何度も注意されていたが、ロシア人そんなに気にしないんじゃないかなぁ。
向こうが用意したウォッカで乾杯したが、お返しにとこっちが用意した日本酒は、「ウォッカと交換しよう」と速攻取られてしまった。
お前、そのウォッカ何本分だよと苦笑したが、まぁ勉強代であげた。夏に北海道行った時に買った、古いやつだしな。彼らは「イポーニェツシャンペン」と喜んでいたが、一口飲んだら既に匂いがよくなかった。わりいな。

2/28
向かいの寝台にウズベキスタン人のおばちゃんXさんが乗ってくる。頭痛らしく、ルルをあげる。効いたらしい。やるじゃんルル。
仲良くなって、インスタントのマッシュポテトと自分で絞めたらしい鳥肉をもらう。素朴に旨かった。
ロシアの人は鳥好きなんだな。昨日のR氏も鳥をむっしゃむっしゃ食べてたし。

夕ご飯はMさんと食堂車に行ってきた。事前情報通り欠品メニューが少なくなかったが、ボルシチ、鮭のオードブル、パン、パインジュースを食べた。
ボルシチおいしい。というか、初めて食べたサワークリームがおいしくて他を覚えてないような・・・結構いろんな具が入ってるようだった。
お会計は800p弱で、1人千円ちょっとってところか。意外と安く、お腹いっぱい。Mさんに誘われなければ行かなかったろうな、感謝。
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3/1 チェルヌイシェフスク・バイカルスキーにて
停車中に、駅キオスクにてワッフルを買った。
商品の名前を小窓に向かって言うのだが、まったく伝わらず、必死のジェスチャーや指差しでなんとか購入できた。
すごく悔しくて、MさんやXさんに教わりながら読み話しの練習をした。次のキオスクでリベンジ。

夕飯時
酔っ払った北の人が、初めて日本語を話した。
曰く、「われわれは、人民軍の、革命戦士だー!」
・・・・うとうとしていたが、飛び起きた。こちらの反応を窺っているようだったが、ただただ苦笑いしか出来なかった。
普段漢字すら読めないくせに、そんな日本語は知ってんのかよ!!人民軍はどんな教育してんだよ、攻める気満々じゃねーか!!
もう最高のネタゲットーと思いながら、苦笑しながらメモった。
しかしウォッカのお湯割りとかアホかと。揮発しすぎて目が痛いよ!
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by kurorai | 2010-03-19 03:22
ロシアと、ラトビアと、イギリスに行ってきたので、その記録。
当初の目的は、1.オックスフォード留学中の友人の様子見 2.アイラ島でウイスキー三昧 3.シベリア鉄道の旅体験
まずはユーラシア大陸に取っ付いてから、鉄道にて日本海からバルト海へ。

2/25
大宮から新幹線に乗って新潟へ行き、新潟駅近くの銀行で円をドルに替える。手数料込みで93.23円、円高が一番ひどい時に替えとけばよかったなぁ。空港行きのシャトルバスには何人か乗客がいたけど、全員ロシア人。プーチンとキレネンコみたいなのがいた(ちなみに元首相の方のプーチン)。こわいよロシア人こわいよ。

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ウラジオストク航空にてウラジオストクへ。
このスチュワーデスさんは皆ロシア人なのかなぁ。ロシア語どころか、英語のアナウンスも聞き取れなくてへこむ。
機内食:薄切り黒パン、丸コッペパン、チーズトマトハム、サーモンと白身魚のスモーク2枚ずつ、オリーブの実3個、ヌガー入りマドレーヌ、ケチャップ、ティーバッグ、砂糖、バター
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初ロシア食は、量も十分でおいしかった!黒パンも覚悟していたほどすっぱさもなく、嫌な感じじゃないな。

入国審査はすごくこわい顔をしたおばさんに何事か質問されたが、何言ってるかさっぱりわからなかった。まぁバウチャーと出国以降のe-チケット見せたらなんとかなった。僕のパスポートの最初のページには、ロシアの四角い入国スタンプが押された。
空港からホテルへの送迎では、日本語堪能なすみれちゃんがたくさん話をしてくれたが、正直ぼかぁ眠かった。
↓ホテルの部屋にある「これ」の使い方がわからずしばし悩み、結局手をつけなかった。(帰国後に「荷物載せるんじゃないの?」と友人に指摘され納得)
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2/26 ウラジオストク観光
列車出発は夜なので、それまで1日観光。気温が-20℃くらい?で、フードかぶってないと頭痛がした。
街中は除雪なんかされてなくて、歩道はカッチカチに凍っててしかも坂だらけ。「ウラジオストクは坂がたくさんで、極東のサンフランシスコと呼ばれてマス」とか昨夜すみれちゃんが言っていたのを思い出した。でも、ロシア人女性はそこをピンヒールでかつかつ進んでいくんだからすごいものだ。
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街中に、サブウェイはあったがマックは見つからなかった。
銀行にてドルをルーブルに替えた。計算したら1ルーブル3.2円弱だった。結構いいレートな気がする、円高のおかげかなぁ。
以下、ルーブルはpと略す。(100ルーブル→100p)キリル文字はPとRが逆だったり、HがNだったり時々こんがらがる。

街中を歩きながら食べた物:
レバーとひき肉を混ぜた物に1cmくらいのパンをつけて揚げたらしい何か。
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シュー生地をコロネ形にして中に低脂肪クリームを入れた何か。
あと、ひき肉をマッシュポテトで包んで揚げた何かも食べた。
なんだかわからない。けど、みんなおいしかった。

その他買ったもの:
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キャビア・・・?でも50p(150円くらい)だから、似たような魚の卵なんだろうな。黒くてぷりぷりしてて、これを持って帰って「お土産のキャビアだよっ!」って渡してもいいなぁと悪だくみ。まぁ、要冷蔵なんで面倒で買わなかったけどね。
TAH・・・乳酸菌飲料っぽい何か。あんまり甘くなくて、塩味が強いから、チーズみたいな味とヨーグルトの後味って感じ。おいしくはない。
コカコーラ・・・コーラはやっぱりコーラだった

スーパーマーケットの青果コーナーがとても寂しい感じで、おもしろくて写真を撮ってみたら、黒服の男が飛んできてめっちゃまくし立てられた。
よくわかんないけど連れてかれそうになったので、日本語で「消すよ!悪かったよ」とカメラ内消去を面前でして見せた。他の写真を調べつつまだ何か言いたげだったので、手錠を掛けられるジェスチャーをして見せたら「ブッ」と笑ってもういいよと手を振っていた。スパシーバと言って買い物を続けたけど、しばらく頻脈が納まらなかった。
どこの店内も、レジ打ちの他に基本見張りがいる。大抵黒服か、迷彩服を着ている。何かのサイトで「迷彩服を着たネオナチがアジア人を襲う」と読んだので警戒していたが、あの人たちは違ったろうなあ。

22時 列車出発。プラッツカルタという開放寝台車。日本で言う3等車区分。寝台ごとの扉やカーテンは無く、2段ベッドで6人でひとかたまり。その1段目部分が自分の寝台。
向かいはR氏。ロシア人の物静かなおっちゃん。だけど良く食べる方で、次から次へと晩ご飯が出てきて「お前も食べろ」とくれるので嬉しいやら苦しいやら。娘さんが学生で僕と同年代らしいから、それでやさしくしてくれたのかな。
隣のクペーには、神戸からいらした親子(MさんTさん)。Mさんはロシア語学科の大学生らしい。
負けてらんないぜと、まずはアジーンドゥバトゥリと数字を覚えるとこから始める。・・・・実力では厳しいので、意気込みでは勝てるようにがんばりたいところ・・・だ。
車内快適、思ったより静か。

と思ってたら、真夜中の停車駅にてアジア人が大量に乗り込んでくる。
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by kurorai | 2010-03-17 10:30
卒業式にやっつけられてきました。
あんまりたくさんおめでとうって言われるから、言葉の重みが損なわれて残念です。
まぁなんだ。けじめって大事だから、こういう式も大事なのだ。
いくらUZEEEEって思ってもおえらいさんの話を聞くのも大事なのだ。

そういえば学位証書授与の間、BGMでトロイメライが流れていたのですが、http://www.youtube.com/watch?v=-XHtrJnIduIの歌詞が頭に浮かんで、壇上で吹き出しそうになってました。

どうやらぼかぁ絶好調時差ボケのようです。卒業式後にカラオケオール→電子レンジを100Lザックに詰めて帰宅→日曜10時AM就寝→月曜3時AM起床。
ロシア宛に英語メールしたり、いろんな雑務を消化したり。頭が痛くてハッキリエース。
常識的な時間になったら国内宛にもたくさんメールしますお楽しみに。
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by kurorai | 2010-03-15 05:27
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