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カヌースラローム大会

まず土曜夜は某お兄さんの結婚祝。kuroraiは栗焼酎片手に参戦したが、栗に自滅し、16年ラガブーリンにとどめをさされた。ヤヴァいよラガブーリン、そこらのウイスキーみたくただのアルコールじゃないんだ、辛味と木と煙の匂いと潮っぽい香りと消毒薬臭?がそれぞれ物凄いのに、全然嫌な感じがなくてクッと飲めちゃう。何をどうやったらこんなもん作れるのか、アイラの人達を尊敬。

祝会が終わってみると、クラブハウスは人がいっぱいで寝る場所がなく、仕方なく外のテラスの机に寝袋を敷いて寝てみたのだけど、寝返りを打つたびに危険を感じ目が覚めるので、ロクに眠れなかった。
夜が明けて日曜、「第13回ピーク・ファンテックカップ クリスマス スラロームレース」に出場。性別・艇種によるハンデを加味したレースリザルトはこちら

丸4年ぶりの大会出場ですよ。そうじゃなくても2ヶ月くらいスラ艇に乗ってないし、先週はシーカヤック漕いでたし、しかも今日使用するのは旧規格の4メーター艇だし。
これだけ速く漕げない条件が積み重なると、高順位を取らなきゃいけないプレッシャーなんてまっったくないので、スタート直前のドキドキや競技中のアドレナリン全開な漕ぎを、存分に楽しむことができた。やっぱ楽しいわぁ。ゲートの攻め加減は、むしろ中学生の頃よりも繊細に調整できるようになってた。この4年の間に、大学カヌー部の人たちの顔ぶれは全部入れ替わり、ジュニアも増えてきて俺の知らない人たちばかりになってきた。寂しい気もするが、俺は同じように川の上で挨拶して、時たま会話しつつのんびり漕いでればいいんだろう。
朝のゲート調整の時に、kuroraiがこっそり応援している某"プロスラローム選手"と世間話をした。暮らし向きは良さそうだし元気そうだったが、結果を出してなんぼの選手生活は不安が大きいらしい。カヌースラローム界は狭く、プロといっても賞金レースがあるわけじゃないから、企業スポンサーを見つけたり県職員として国体で活躍するくらいしかないのが日本の現状。大学に行かずスラに専心することで自分の行き先の幅を狭めていることに不安を感じているようだ。だけど俺だって、看護学生を始めちまったことで、スラのトップ選手へなる道はほぼ閉じちゃったんだ。俺のタイムとトップの連中との差は20秒。彼らの持ってる最新艇と俺の古い4m艇との差を引いても、埋め難い技術力の差は歴然とある。肉体の成長ピークは過ぎ、今から彼らに追いつくのは、少なくとも彼らが看護学生になって俺に追いつくより難しいだろう。

結局、前進することは自分の幅を狭めてしまうことなんだろうな。
来年は北京オリンピックの選考年。春の大会がすごく楽しみ。そんなスポーツへの関わり方も、ありだろうよ。
by kurorai | 2006-12-25 00:58
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